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校長あいさつ

2013年12月03日
漢字で表すと、今年はどんな一年でしたか
 いよいよ師走になりました。後1ヶ月で今年も終わります。年末になると、風物詩のひとつ京都清水寺の貫首さん(天台宗という宗派の一番偉いお坊さん)による「今年の漢字」が発表されます。その年の世相を漢字一文字で表すので、理由を知ると後から何があったのかわかります。
「今年の漢字」は、誰が、いつ、どのように決めるかというと、日本漢字能力検定協会が毎年募集し、その中で一番多く応募のあった漢字が「今年の漢字」として選ばれます。発表の日は、12月12日(漢字の日)が基準日だそうです。由来は、いい字一字(いいじいちじ)、一年に漢字一字は覚えて欲しいという願いが込められているそうです。
 昨年は「金」でした。約25万通の応募がありました。「金」は9156通を獲得し、「今年(2012年)の漢字」に選ばれました。金環日食のほか、ロンドン五輪での日本人選手の活躍や東京スカイツリーの開業、山中伸弥教授のノーベル賞受賞などで、「多くの金字塔が打ち立てられた」ことが理由に挙げられました。一昨年は「絆」、東日本大震災を始めとした大規模災害により、身近でかけがえのない人との絆を改めて知ったり、なでしこジャパンのチームの絆に感動したりしたことが理由でした。
 みなさんは、今年はどの漢字が選ばれると予想しますか。静岡県人なら「富」が良いですね。富士山の世界遺産登録がその理由です。世界的な名山としての景観に加えて、古より信仰の対象として、また数々の芸術の源泉として、さらには、日本の象徴から世界の宝へと認められた富士山のことです。
次に考えられるのは、「輪」。高円宮妃久子さまのスピーチに始まり、日本の心「お・も・て・な・し」など、東京オリンピック招致委員会の活動が認められた「2020東京五輪」でしょうか。あるいは、「倍」、「今」。流行語大賞にも候補に挙がっている、あの有名なセリフ「倍がえし」。今すぐやることの重要性をキャッチフレーズにした「今でしょう」が予想されます。
さて、みなさんの家庭では、この一年をどのような漢字で表しますか。家族でどんな一年だったのか思い出してください。「努」…こつこつがんばって努力した1年間だったよ。「驚」…ずいぶん背も高くなり、体重が増え成長したよ。自分だけでなく、家族も驚いているよ。「楽」…勉強も運動も何でも楽しく活動できたよ。などと表す人もいるでしょう。
ぜひ、家族でこの1年を振り返り、漢字一字で表してみましょう。「漢字辞典」が味方になります。ワイワイ言いながら、家族みんなで楽しんでください。
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