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校長あいさつ

2015年02月01日
人に慣れる
 子どもたちの遊びや生活は、スマホや携帯電話、ファミコン、ネットゲームなど、便利で魅力的なもので溢れています。また、スマホの普及から「ライン」利用者が増大し、知らない人でも簡単に知り合うことができるようになりました。しかし、使い方を間違え、大きな事件やトラブルに発展していくことが増えているようです。家族や気心の知れた友だちとのコミュニケーションをとるために使うだけなら問題はありませんが、機械を経由しているために相手と親密に心を通わせる努力が少なくなってきたことが大きな原因のようです。また、中高生に至っては携帯依存症にかかり、友だちとうまく付き合えなかったり、社会との関わり方について自分でコントロールできなくなったり、携帯やスマホが手元にないとパニック状態に陥ったりしている人が増えているそうです。
例えば、携帯メール。確かに便利です。本校でも緊急時に連絡したい内容を保護者の携帯メールに直接送信しています。ネット社会ならではの瞬時にできる連絡方法です。しかし、友達との会話をメールに置き換えて行い、トラブルが起きていることも事実です。相手の表情や心の動きを考えずに行う一方通行の送信は気軽なのかもしれませんが、言葉足らずで、相手の心を傷つけたり、誤解を招いたりすることが多いようです。そこには言葉のやりとりはあっても、心のやりとりが存在しにくいのです。
 私たち人間は、一人だけでは、生きていくことも何かを為し遂げることもできません。子どもが成人し、社会に出た時、他人と協調して生きていけるように、そして、やるべき仕事を成し遂げることができるようにと願い、その基礎を学校で学んでいるのです。
そのためには、人に慣れてほしいと思います。人に慣れるということは、集団社会で生きる人間にとって、真っ先に獲得しなくてはならないことです。それは、感情を育てることであり、心を育てることでもあります。喜びや悲しみは人間に関わることによってわき上がることの多い感情です。優しさや厳しさも、人を介して育つものです。子どもは大勢で遊んだり、仲間と声を掛け合ったり、協力し合ったりといった様々な人間関係の中で、社会性や対人間関係能力を身につけていきます。
スマホや携帯電話、ファミコン、ネットゲームなどではそのような学習は期待できません。人と触れあうことの楽しさや集団の一員としての役割を果たすことの充実感を多く経験することによって、豊かな人間性を育成して欲しいと願います。
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