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校長あいさつ

2017年03月01日
たくさんのお力添え、ありがとうございます!
                       校長 本田  彰

 気持ちのよい挨拶は、気分を高め、心や体を生き生きとさせてくれます。朝、校門で子どもたちと挨拶を交わしていると、子どもたちからたくさんのパワーをもらっているんだなと実感します。朝の挨拶を続けていると、子どもたちのちょっとした変化に気付いて声を掛けることもあります。校門前を通る中学生にも「おはようございます。」と声を掛けますが、男子中学生は照れているのか、なかなか元気な挨拶は返ってきません。しかし、前を向いたままでもうなずいて通り過ぎていく姿を見ると、「伝わっているんだな。中学生男子なりの返事かな。」と、うれしさと面白さを感じます。それで、次の日もまた声を掛けます。いつも通られる地域の方とも挨拶を交わしたり、幼稚園バスの運転手さんとも挨拶を交わしたりと、始めた頃と比べて、ずいぶんと楽しみも広がっています。
 横井弘吉さんは、長い間、校門前で挨拶運動を続けてくださいましたが、本年度をもって勇退する旨の申し出をいただきました。73歳の時に思い立って始められ、12年間、85歳になられた今日まで続けてくださいました。新1年生が入学する4月は1年生の学年帽子をかぶり、卒業式がある3月は6年生の学年帽子をかぶるというように、月ごとにかぶる学年帽子を変え、毎朝校門前に立ってくださいました。志をもって始めることに年齢は関係ないこと、そして続けることの尊さも教えてくださったように思います。
 学校のプール角の交差点で子どもたちを見守ってくださっている交通指導員の金子裕さんも、本年度で勇退されると申し出をいただきました。金子さんは、何と今年93歳を迎えられます。大正のお生まれで、お若いときは戦争のさなか、従軍されたと言います。とてもお年には見えない姿で、子どもたちにも優しく声を掛け、27年間の長きにわたって見守り続けてくださいました。
 横井さんも、金子さんも、大勢の子どもたちに声を掛け、かかわり合いをもつことを楽しみとしてくださいました。日々のかかわりを自分の喜びとしてくださいました。だからこそ、子どもたちが慕っているのだと思います。そのお心と長年の活動に、深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
 お二人の姿は、本校が大勢の方々に様々な形で支えていただいていることの象徴ではないかと思います。本年度、様々な場面で、保護者の皆様、地域の皆様をはじめとする大勢の皆様に、本校の活動を支えていただきましたことに、心から御礼を申し上げます。ありがとうございます。
 新年度も、さらに感性豊かな子どもたちを育てるため、教育活動を充実させていきたいと考えています。何とぞ引き続いてお力添えくださいますよう、お願いいたします。
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