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2011年 11月 08日 |
本校にあった東海道の松並木の名残を残す『クロマツ』が台風15号による影響で、割れてしまいました。何とか残せないものかと専門家に診てもらいましたが、伐採しか方法がないとのことで、いたしかたなく切る決断をしました。 江戸時代からあった『クロマツ』です。本当に残念ですが、切り株はそのまま残し案内の看板を設置する予定です。また、切った一部は製材所にお願いし周辺へ旧東海道の案内看板として活用できたらと、考えています。さらに、幹の一部を玄関に置いて、子どもたちに『年輪』を数えさせてみたいとも思っています。 いずれにしても、江戸、明治、大正、昭和、平成と長きにわたり、従来の人々や子どもたちを見続けてきた『クロマツ』に歴史の重みを感じます。そして、その歴史の重みが一瞬とは言えませんがわずか半日で伐採され消えてしまったことに、少しばかりの寂しさを感じ、歴史ある文化や史跡を守ることがいかに難しいか改めて感じさせられました。 『郷土愛を育む』・・・やはり大切だと思います。
学校長 山本富裕
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